2021年10月19日

『リリシスト 山川啓介ソングブック』 お薦めします(堤・67期)

『リリシスト 山川啓介ソングブック』 お薦めします

堤 達(関東同窓会前会計長・67期)

『リリシスト 山川啓介ソングブック』 山川啓介(61期)さんのトリビュートアルバムが発売されました。早速購入して124曲を聴いたところです。 音楽ファンなら是非聴いてほしいアルバムです。わたし自身、伊東ゆかりの歌唱力を低く見ていたところがありましたが、このCDで見直しました。 丁寧なブックレットがついていて、高校時代のこともインタビューで語られています。 純文学は好きではなかったが堀辰雄は好きだった。本を片手に軽井沢を歩いたこともあった、しかし文芸班を半分馬鹿にしていたと語っています。 高校時代から大学時代についての記述を引用します。 (引用開始) 山川……実は僕、一年間、浪人しているんです。最初は国立を受ける気持ちしかなかったんですよ。ただ、それはまぁ田舎なりの進学校だったってことと、当時は今以上に国立絶対の時代でしたから、東大や京大に受かるのはかっこいいっていう意識しかなくて。それと、高佼生なりにそういうところに入ると、その後テレビ局に入るのが少しは楽だろうなっていう読みがあったんです。ところが東京で浪人生活をしている間に意識が完全に変わりました。これは早稲田しかないって。 ……永さんと青島(幸男)さんが早稲田出身なんですよ。実際、錚々たるメンバーが早稲田を出ているんです。それこそ早稲田にはサブカルチャーの王国みたいな雰囲気があって、 ……最初に入ったのは仏文科なんですが、実は一週間ほどしか授業に出なかったんですね。こりゃ間違えた、と思って()。 親父や先生からも、お前は国文か英文に行くべきだったと言われまして。それまでにフランス文学を読み込んでいれば違ったんでしょうけど、それがないわけだから合わないんです。そうやって授業にも出ずにフラフラしていたら、仏文科の顔見知りの女の子から、今度ミュージカル研究会ってところで主役をやるからというのでチケットを売りつけられたんです。ミュージカルは好きだったし、多少は知識もあったから、どうせ、ろくなもんじゃないだろうと思って冷やかし半分で見に行ったら、やっぱり大したことなくて。で、観たあとに生意気盛りだから、好き放題に批評したんですよ。そしたら次の日に呼び出されて、じゃあ、お前書いてみろってことになって、結局、書かされる羽目に()。 (引用終了) 一番やりたかったのは、子供番組とミュージカルだということでした。 124曲、あまりに幅が広すぎてまとまった印象はまだつかめていません。

ブックレットの最後尾に履歴が掲載されているので引用します。

 

https://columbia.jp/prod-info/COCP-41448-52/

 

(引用開始) 山川啓介

19441026-2017724日本名・井出隆夫。19441026日長野県生まれ。早稲田大学在学中より作詞を始め、以降、レコードやCMソング、ミュージカルの作詞・訳詞・脚本、コンサートの構成など幅広い分野で活動を展開。数多くのシンガーのアルバム制作に参加し、リリック・アドバイザーとしても活躍。また、本名の井出隆夫名義では、こどもたちのための歌作りや幼児向け番組の原作・脚本を執筆。 作詞の代表作に「太陽がくれた季節」「ふれあい亅「時間よ止まれ亅「銀河鉄道999」「聖母たちのララバイ」など。ほかに特撮番組の主題歌・挿入歌、社歌、校歌なども多数手掛けた。2017724日、肺がんのため長野県佐久市の病院で死去。享年72

(引用終了) 思うのは、意に沿わぬ仕事も淡々とこなされていたのではないかということです。これぞプロフェッショナルとも感じました。

 

posted by uedakant at 15:17| Comment(0) | 各種
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